きらめく未来のために、『今』を大切にしよう
特別審査員
池田伸子氏(宇都宮女子高卒)
立教大学異文化コミュニケーション学部教授
下野新聞社客員論説委員
少子高齢化、地方の過疎化、そして様々な不平等。今、私たちが生きている世界には、解決すべき課題が山積しています。
今回、栃木県内から集まった高校生の皆さんが、それぞれの視点で、社会の様々な課題を解決しようとしている自分の想いに向き合っていけば、みんなの未来はきっと拓かれる。私はそう確信します。
だからこそ1つだけ、私から皆さんに伝えたいことがあります。それは、「事実や行動の後ろ側には必ず感情がある」ということ。人間は頭―冷静な論理だけで動くものではありません。人が行動するのは、そこに必ず感情があるから、何かを感じるからです。
社会、世界を変えるためには、自分だけでなく周囲を動かしていく必要があります。なぜこの人は動かないのだろう、そこにどんな感情があるのだろう、その感情はどこから来るのだろう。まず、そこから始めてみてはいかがでしょう。そうすれば、きっといつか周囲を動かせると信じています。これからの皆さんの健闘を応援しています。